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​ 当方のブリーディングについて

 オランダコイケルクラブ(VHNK)では、クラブ会員が繁殖規定に従った繁殖を行っているかを確認する審査委員会を持っています。また、「情報委員会」は犬種の品質、健康、性格、外貌の改善を促進する目的で、情報収集を行い、ブリーダーや飼い主に対して情報提供を行っています。

 当方は、クラブの理念を理解した上で、クラブ会員として繁殖規定に従うような繁殖を心がけております。

 現在、​健康に関する一般的な規則にある「遺伝性眼疾患」、「膝蓋骨脱臼」の検査を十分に行えていない状況にありますが、こちらも今後努力いたします。

 尚、当方出身の子は血統、疾患等すべてオランダクラブに報告をしております。

 オランダクラブの繁殖規定

繁殖規約

  • メスの犬は、祖父、父、兄弟(異父兄弟を含む)、息子、孫との交配は禁止されています。  ※血統上3世代に同じ犬はいないことになります。

  • 上記の組み合わせで生まれた子犬は、NHSB(オランダの血統書登録機関)に登録できません。

  • 同じペアの交配は1度だけ許されます。同じペアの交配行う場合は、最初の産まれた子犬の誕生日と次の交配の開始までの間に、最低でも18ヶ月以上の間隔を空ける必要があります。

  • 交配当日のオスの犬の年齢は、最低でも15ヶ月以上でなければなりません。​   

  • 陰睾丸または片睾丸のオス犬は、繁殖から除外されます。

  • 人工授精:繁殖者が交配に際し、生体または死亡した種雄の精液を使用する場合、この交配は、種雄が自然交配を行った場合と同様に、本会の繁殖規程が適用されます。

  • 割愛しますが、オランダ国内での規定は交配回数・外産の雄の取り扱いにも規定があります。

​福祉規定 

  • 初回交配の年齢: 18ヶ月を下回るメス犬の交配は禁止されています。

  • 繁殖可能な期間: 出産経験のないメス犬は72ヶ月(6歳)まで、出産経験のあるメス犬は108ヶ月(9歳)までと定められています。※日本の規定では6歳、もしくは7歳までです。

  • 出産回数: メス犬の一生における出産回数は、5回までと制限されています。

  • 出産間隔: メス犬は、一度の出産から次の出産までの間に、少なくとも12ヶ月の間隔を空ける必要があります。

  • ​1回の発情中に、メス犬は追加のオス犬との交配(二重交配)が認められます。     ※JKCでは認められておりません

 

​健康に関する一般的な規則

 ​繁殖前に実施するべき遺伝性疾患のスクリーニング検査として、以下の項目が挙げられます。 

 遺伝性眼疾患、膝蓋骨脱臼、VWD、ENM ※現在はPMも求められております。

 

​□遺伝性壊死性髄症(ENM)に関する基準 

  a. ENMに罹患している(アフェクト)犬は繁殖から除外する。

  b. 検査の結果、ENMの「キャリア」であると判明した犬は、検査の結果が「非キャリア」で

   ある犬との組み合わせであれば、繁殖に用いることができる。

  c. キャリア同士の組み合わせは許可されない。

  d. キャリアを繁殖から除外しないことを強く推奨する。

 

□てんかんに関する基準 

  a.てんかんに罹患した犬とその直系の子孫は繁殖から除外する。

  b.2頭以上の直系の子孫にてんかん発作が確認された場合、その親犬は、獣医学的検査により

    二次性てんかんと証明されない限り、繁殖から除外する。

  c.1頭以上の直系の子孫にてんかん発作が確認された場合、その親犬の組み合わせは、獣医学

    的検査により二次性てんかんと証明されない限り、繰り返さない。

  d. b項に規定する親動物の組み合わせから生まれた直系の子孫は、繁殖から除外する。

  e. b項に規定する親動物、およびその同腹兄弟姉妹を繁殖に用いることは推奨されない。

□遺伝性眼疾患に関する基準

 a. ECVO眼検査において遺伝性眼疾患が「クリア」と判定された親犬のみを繁殖に用いる

 ことができる。

 b. 前項の規定にかかわらず、MPP-irisおよびPHTVLグレード1と診断された犬は繁殖に用

 いることができる。

 c. 遺伝性眼疾患に罹患した1頭以上の直系の子孫を産んだ親動物の組み合わせは、繰り返さ

 ない。

 d. 白内障または進行性網膜萎縮症に罹患した子孫を2つの組み合わせで産んだ親犬は、繁

 殖から除外する。

 e. 遺伝性眼疾患に罹患したことが後に判明した動物の子孫は、36か月になるまでは繁殖に

 用いることができず、34か月でECVO眼検査を受ける必要がある。

 f. 遺伝性眼疾患、特に白内障または進行性網膜萎縮症(PRA)に罹患した犬の子孫を繁殖に 

 用いることは強く推奨されない。

 g. 白内障または進行性網膜萎縮症(PRA)に罹患した動物の全兄弟姉妹に対して、ECVO

 眼検査を受けることを推奨する。

□フォン・ウィルブランド病(VWD)に関する基準

 a. VWDに罹患している犬は繁殖から除外する。

 b. 検査の結果、VWDの「キャリア」であると判明した犬は、繁殖から除外する。

□膝蓋骨脱臼(パテラ)に関する基準

 a. 膝の検査の結果、膝蓋骨脱臼2級以上と診断された、または手術歴のある犬は、繁殖か

 ら除外する。

 b. 膝蓋骨脱臼の直系の子孫を1頭以上産んだ犬の組み合わせは、繰り返さない。

 c. 膝の検査の結果、膝蓋骨脱臼1級と診断された犬は、検査の結果が「クリア」である動物

 との組み合わせであれば、繁殖に用いることができる。

□尾の異常に関する基準

 a. 尾に異常がある動物は繁殖から除外する。

 b. 尾の異常を持つ直系の子孫を1頭以上産んだ親動物の組み合わせは、繰り返さない。

 c. 異なる組み合わせの3つの産仔で尾の異常を持つ子孫を産んだオスまたはメスは、繁殖か

  ら除外する。

 

□交配時には、両方の動物が優れた状態かつ健康である必要がある。

□失格となる欠点: 品種基準により失格となる欠点を持つ犬は、繁殖に使用してはならない。

 

​外貌に関する基準

 これらの規則は、繁殖に用いる犬の外見に関する基準を定めています。

  資格: 両親犬とも、少なくとも一度、オランダの犬種登録機関(Raad van Beheer)または

 国際畜犬連盟(FCI)が認めるドッグショーに参加し、「非常に良い(very good)」以上の

  評価を受けていなければなりません。

 そして、両方の親犬とも、交配前に、オランダコーイケルホンディエ協会が認める審査員に

 よって審査を受け、「非常に良い」以上の評価を受けていなければなりません。

  さらに、犬は、オランダ・コーイケルホンディエ 協会のイベントまたは国際的なドッグショーで、オ

 ランダコーイケルホンディエ協会が認める審査員によって、少なくとも一度審査を受けなけれ

 ばなりません。品種標準で重大な欠点または失格となる欠点があってはなりません。最初の審

 査時の年齢は最低12ヶ月、2回目の審査時の年齢は最低15ヶ月でなければなりません。これ

 らの審査は、異なる審査員によって行われる必要があります

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​出典:

・VHNK.” Documenten fokkerij“.

https://www.kooikerhondje.nl/fokkerij/download/(引用日2024年12月24日)

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